東京オリンピックの新体操個人予選に本校卒業生の喜田純鈴選手が出場した6日、教職員が職員室でテレビ画面に向かって懸命の声援を送りました。
当初、喜田選手の同級生や体操部OB、在校生らによる校内リモート応援を計画していましたが、感染症急拡大の現況を踏まえて開催を中止。教職員のみが、喜田選手のシルエットと名前をあしらった新調のTシャツ、マスク着用で応援しました。
固唾をのんで演技を見守る中、喜田選手が要所要所で確実に技を決めると「よし!」「すみれ(純鈴)、いいよ」の声が挙がり、ミスが出た場面では「落ち着いて」「集中して」。
決勝進出枠の10位とわずか0・3ポイント差で敗退が決まると、大きなため息が漏れましたが、「よく頑張った」と惜しみない拍手が送られました。
3年間担任だった杉本美智子教諭は「決勝に進めなかったのは残念ですが、本当にいい表情、素晴らしい演技を見せてくれました。これまで見てきた中で最高の出来でした。お疲れさま、ゆっくり休んでと言ってあげたい。そして、早く会いたい」と、幾つもの試練を乗り越え、オリンピックの夢舞台で健闘した教え子をいたわりました。