1年生が歩き遍路体験

 1年生約330人が18日、さぬき市で歩き遍路とお接待を体験。四国独自の文化と歴史を肌で感じながら、陽春の一日を楽しみました。入学からまだ旬日の1年生ですが、野外での協働プログラムを通して互いの距離が一気に縮まる校外学習になったようです。

▼バス10台に分乗し、さぬき市前山の「おへんろ交流サロン」に到着。館内には江戸時代の紀行文や古地図、納経帳など貴重な資料が展示されています。

▼この日歩くのは、国史跡讃岐遍路道に指定されている「大窪寺道」。結願の寺まで約11㌔の道のりを、いざ出発。

▼道沿いには、丁石(約109㍍ごとに置かれ、目標までの距離を示す石)や遍路の途中で倒れた巡礼者を弔う遍路墓、石仏などが点在。1200年を超えて脈々と受け継がれてきた四国遍路の歴史と人々の思いが伝わってきます。

▼七十丁石の前で。「109㍍×70だから7630㍍。えっ、ゴールまでまだ7・6㌔もあるの?」

▼国重文細川家住宅付近の野辺の道。春の花々に迎えられ、足取りも軽く。

▼主要ポイントでは、お接待班が飴やミネラルウオーターを配り、「頑張って!」。お遍路さんにも飴をお接待し、喜ばれました。

▼昼休憩の天体望遠鏡博物館(旧多和小学校)に到着。ここにも愛らしい芝桜。

▼昼食のお弁当を囲む。コロナ禍の昨年までは我慢の黙食。でも、今年はおしゃべりを楽しみながら舌鼓。

▼腹ごしらえも済ませ、さあ後半戦。しばらくは単調な車道が続き、案内板がアクセントに。

▼桜の下を一路ゴールへ。

▼「お疲れさま」。お接待班からミネラルウオーターを受け取り、結願寺の山門へ。

▼大窪寺で記念撮影。全員元気にゴールインできた喜びで、笑顔がはじけました。