全校朝礼を7日、校内テレビ放送で行いました。
香川校長は講話で県総体を振り返り、「思い通りの結果を出せた人も出せなかった人も、気持ちを切り替え、次の目標に向かって進んでください」と呼びかけたあと、ESG投資について紹介しました。ESG投資とは、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)に配慮している企業を重視・選別して投資することで、世界的に拡大傾向にあります。今年度から高校家庭科で金融教育の授業が始まることを踏まえ、香川校長は「金融をめぐる情報にも関心を持ち、知識や判断力を高めてほしい」と話しました。
続いて、生徒指導部長の喜多先生は、似た言葉の意味の違いに関する話題を提供しました。大要は以下のとおりです。
①「楽しい」は外部から与えられる感覚で限りがあるのに対し、「楽しむ」は自ら作りだしていくもので無限です。「楽しむ」工夫をすれば、苦しみも楽しみに変えられます。「楽しむ」ことを大事にしてください。
②「信用」はみなさんの過去に対する評価、「信頼」はみなさんの未来に対する期待です。周囲の人から「信頼」される人になるためには、「信用」を一つ一つ積み重ねてほしい。
③「伏線」という言葉があります。物語を盛り上げるのに必要不可欠なものですが、人生も一つのドラマだとすれば、つらい時、苦しい時こそ、すべては夢をかなえるための「伏線」なんだと考えるようにしましょう。勉強してもなかなか成績が伸びない、部活動で一生懸命練習したのに勝てなかったなど、さまざまな苦しみや悩みがあると思いますが、自分を見捨てることなく、前を向きましょう。いつか、すべてのことが「伏線」だったと思える日が来ます。