詩人きむさん（本名・木村行伸）が24日、本校で講演し、夢を持って生きることの大切さや素晴らしさを全校生に伝えてくれました。
写真家、出版社代表でもあるきむさんは、ポストカードや作品集を通して頑張る人の夢を応援する活動に取り組んでおり、今回は道徳教育の一環として講師にお招きしたものです。
講演は、きむさんと3年生の代表26人が視聴覚室でトークする様子を、各教室に放映する方式で実施しました。
　きむさんは、「人生は楽しむためにあり、働くことには楽しめることもある、ということが皆さんに伝わればいいなと思っている」と切り出したうえで、夢と目標の違いについて山登りになぞらえ「頂上に立つことは目標。頂上から見える景色が夢」と説明。「夢は何？と聞かれて、先生になりたいなど職業を答える人が多いが、それは目標。夢は、先生になって何をしたいか、です」と話し、最もワクワクするものを起点にみなさんの人生をつくってほしい、と呼びかけました。また、夢と目標に向かって進んでいくとき「仲間を大切にしてほしい。一人で課題を克服するより、みんなで乗り越えるほうが楽しい」とも。
　生徒とのやりとりで、「壁にぶち当たったとき、どうすれば？」との質問には「ばくぜんと悩んで落ち込むより、どうやって乗り越えるか、課題を一つ一つノートに書いていくとスッキリする」とアドバイス。生徒からは「たくさんの心に響く言葉をありがとうございました」「自分はまだまだ挑戦が足りないことを実感しました」などの感想が寄せられました。