「拝啓 6年後の私へ」―18日、総合的探究の時間に3年生が未来の自分へ手紙を書きました。
3年生は新型コロナの影響で、2年次の修学旅行が中止、文化祭や体育祭も中止・縮小されるなど、主要な学校行事の幾つかを体験できないまま卒業を迎えようとしています。そんな生徒たちに、まだ見ぬ自分へ手紙を書くことで今の自分に向き合い、高校生活の思い出の一コマにしてほしいと、キャリア教育の一環として先生方が企画しました。
執筆に先立ち、NPO法人わははネット事務局長でキャリアコンサルタントの小出優季さんが校内テレビ放送でレクチャー。未来を考えるための3つのキャリア理論を紹介したうえで「どんな仕事? どこで暮らす? 結婚する? 休日をどう過ごす?など具体的にイメージして書いてみて」とアドバイスしました。
助言を受け、ペンを取った生徒たちですが、「想像するのが難しい」と書き出しから呻吟する姿も。それでも、みな真剣な表情で取り組んでいました。
生徒たちは6年後の自分にどんな手紙を送ったのでしょう? 思案しながら手紙をしたためたことで、自分が「未来へ続く今を歩いている」ことに気づき、卒業までの残された時間を大切にしてほしいと願っています。
手紙は、日本郵政の「タイムカプセル郵便」で6年後にそれぞれの手元に届けられる予定です。