教職員対象の研修会が12月5日(月)、本校で開かれました。研修テーマは「ICTを活用することの理論と実践」です。講師は、鳴門教育大学の藤村裕一教授にお越しいただきました。
昨年度は総合的な探究の時間におけるICT活用の意義ということでお越しいただきましたが、今年度は広く学校教育の現場でICTを活用することにはどのような意義があるのかを、全国の実践事例などを交えながらご紹介いただきました。
講演は、日本が置かれている現状を背景に、このままでは日本の子どもたちの未来は消して明るいとはいえないという厳しい現実を突きつけられる内容からはじまりました。世界と渡り合いながら、「well-being」を実現するためには、「読み書き」、「そろばん」と同じように子どもたちに「情報スキル」が必要であることが語られ、その上で全国各地のICTを活用した授業実践の様子が紹介されました。生徒が主体となり学校に参画することの大切さに改めて気づき、アナログとデジタル両方の良さを伝えることのできる教員としてのスキルなど、今まさに現場に立つ私たち教職員が学ぶべきことはなんなのかを再確認できる、実りの多い研修となりました。
研修会は、「まずは先生方が楽しんでください。」「高松中央高校の先生方の更なる成長を期待しています。」という藤村先生の温かい言葉で締めくくられました。