文化祭2024 REVIEW

 

 9月6、7の両日開かれた文化祭。工夫を凝らした企画・展示や熱量高いパフォーマンスがキャンパスを彩りました。先生チームがカメラに収めた未掲載写真を中心にピックアップし、笑顔があふれた2日間を振り返ります。

■横断幕リメイクの小物入れ、75個完売

 商業科3年生が不要になった横断幕を小物入れにリメイクし、1個500円で販売。2日間で75個を完売しました。初日から品薄状態になり、急きょ追加制作しましたが、それも無くなる人気で「想定以上の売れ行き。びっくりしました」と生徒たち。

 授業の「課題研究」の一環として取り組んだ製品開発プロジェクトで、付け替えで廃棄される運命だった学校の横断幕に着目。業者にアドバイスを仰ぐなどしてリメイクの方法を研究してきました。レザークラフトの抜き型を使い、接着や金具付けまですべて手作業。横断幕にプリントされた字やイラストの形と色の組み合わせに工夫を凝らしました。

 文化祭終了後のアンケートでは、生徒の大半が「とてもうれしい」「みんなの頑張りが完売につながった」と成果を喜び、「校外でも販売したい」との声も。一方で「生徒には少し値段が高かった気がする」「ボタンが取れることが多々あったので、検品の大切さを学びました」など、価格設定や製造責任の課題を冷静に指摘する意見もあり、生徒たちにとって、とてもいい経験になったことがうかがえました。

 お買い求めくださった皆様、ありがとうございました。