2学期がスタートした2日、始業式に先立って火災避難訓練を実施しました。
6階調理室から出火、との想定で開始。各担当教諭が火災警報ベルや放送による緊急報知、119番通報、初期消火などの手順を確認する一方、生徒たちは「前の人を押さない」「廊下や階段を走らない」「避難を始めたら戻らない」に留意しながら避難行動を取り、グラウンドに集合して点呼を受けました。
訓練開始から点呼報告までの所要時間は10分3秒で、「10分間で避難完了」の目標を3秒オーバー。防災担当の藤澤先生は講評で「一人一人がもっと(緊急事態であるという)自覚を持って素早く行動してほしかった。この3秒の遅れで命を失うことだってありえます」と述べ、緊張感を持った取り組みを求めました。
最後に、生徒代表6人が消火器を手に、炎に見立てた的に水をかける模擬訓練も行いました。
消防庁の統計によると、昨年の学校火災発生件数は164件で34人が負傷しています。学校での火災は決して「対岸の火事」ではありません。万一の場合はきょうの訓練での反省点も踏まえて、自分の身を守る「自助」と、仲間を助ける「共助」を実践してください。
11月には地震避難訓練を実施する予定です。