教員の授業力量向上のために、本校ではそれぞれの教員が持っている強みを活かして、お互いに学び合う研修の場を設けています。

 

その一環として、本校の英語科・教諭山村潮音がR6年6月27日と7月2日に『教員はとりあえずこれだけでOK「今日から使える!」AIツール3選』と題した研修会を行いました。加速度的に変化している教育現場で、どのようなAIツールが授業で活用できるのかが紹介されました。集まった教員が実際にAIを利用する場面もありました。

 

山村は「AIは、使う人間の”指示通り”に動く。ということは使う言葉によって動きが変わる。AIは(先生方や生徒の)分身でもある」「AIを活用しながら自ら学ぶ生徒を育てるためにも、まずはAIを使えるだけの『文章を書く力』や『論理的思考力』、『情報リテラシー』を身に付けることが大事。また、生成されたものを評価するための『豊かな知識』や『肥えた目』も必要で、それらを伸ばすのは、普段の授業に他ならない」「この研修会が教育の在り方や教員の授業観の見直しのきっかけになったら嬉しい」と語りました。

 

研修終了後も残った教員たちで活発な議論が行われるなど、実り多い研修会となりました。

 
【参加した教員の声を一部ご紹介します】
 
・急に参加させていただきありがとうございました。日々の業務に追われAIのことも勉強しないとなあと思っていた今日この頃、非常にわかりやすく学校の現場でバリバリ使われている山村先生から教えていただき、AI活用の解像度がかなり高くなりました。いろんな学校に行く機会もありますので、ぜひ参考にさせていただきたいと思います。ありがとうございました。(ICT支援員の方)
 
・上手に利用したいし、できれば良いと思いました。しかし、そのためには、自分の物事を考える力をもっとあげていかなければならないし、様々な事に関心を向ける必要があると感じました。
 
・『AIに正しく指示を伝える』ことは数学で伸ばすべき、論理的思考力、表現力が必要になると思いました。生徒の伸ばすべき能力が変化している、というよりは、伸ばした能力の使い方が変わっていっているのだなと感じた。
 
・大変勉強になりました。教員の成り手が少ない時代と言われていますが、こういうものを用いることによって、業務時間短縮、また、教員という業務内容自体が大きく変化していくのかなと思いました。その結果、教育現場でもっともっと面白いことができたり、AIに任せた時間を生徒に割くことが出来るたりするのであれば、それは魅力的だなと感じました。
 
・使用者の技量によっても全くの別物を生み出される楽しさを感じました。中級、上級の知識も欲しいです。