4日、教職員向けのICT研修会を開催しました。

 この日は、『教師のための「非認知能力」の育て方』と題して、岡山大学教育推進機構准教授の中山芳一先生に御講演いただきました。人間力等の「非認知能力」をテーマに研修。非認知能力についての評価や伸ばし方、授業や部活動での取り組み方等について、講義していただきました。

 従来の教育は狭義の学力など、客観的に点数化できる能力として知識や技能「認知能力」を高めるものでした。これから求められるのは、学びに向かう力や人間性など、人として大切なものとしての総称である「非認知能力」を如何に伸ばすかということだと熱く語られました。自己認識し振り返り、自分を観察することで行動特性を認知し、意識した行動を習慣として定着させる。目指したい姿、身につけたい力を具体化することが肝要になってくるようです。

 教師が主観的に評価するだけでなく、生徒が客観的に振り返ることも大切で本校で取り入れている「Ai GROW」の活用や生徒自身の考えを可視化するツールとして「ロイロノート」などのひとり一台端末によるICT教材の利用の仕方など、我々教員が取り組むべき課題が見えてくる講演でした。

 中山先生、ありがとうございました。