3年団教員が自作の歌を合唱/卒業生へエール

 卒業式を翌日に控えた29日、3年団の先生らがオリジナルソング「Being~今ここにいる」を合唱。巣立っていく生徒284人に思いのこもった歌でエールを送りました。

 オリジナルソングは毎年新しく作り、卒業式前日にサプライズで披露しています。今年も進路指導担当の関栄二先生が作詞し、3年団の先生らが作・編曲を担当。授業の合間を縫いながら生徒に内緒で練習を重ねてきました。

 卒業式の予行が終わった体育館アリーナ。3年間を振り返る動画が流れた後、「みなさんにプレゼントがあります」のアナウンス。先生たちの合唱が始まりました。

 ♬生きている かがやき Being そう Being 今ぼくはここにいる―。

  関先生によると、作詞に取り掛かったときに能登半島地震が発生。生徒たちには今一度、命の尊さ、この世に存在しているありがたさや、コロナ禍の高校生活を共に助け合った友への感謝を胸に刻み、これからの人生を歩んでほしいとの願いを込めたそうです。

 3年生は、それぞれの思い出を歌詞に重ねながら、じっと聴き入り、先生方が涙で声を詰まらせながら一人ずつメッセージを贈ると、目頭をぬぐう姿も。

 大阪の専門学校に進む横手開さんは「先生方の愛を感じて感動しました。歌を聴きながら3年間を思い起こしましたが、コロナで活動に制約があったときも先生たちがいろんな行事を用意してくれて、楽しい思い出ばかり。高松中央に来て本当に良かったと思います。友達と離れるのは寂しいけど、3年間の経験が土台になって、これからの自分を助けてくれると思う。楽しみです」、京都の大学に進学する鈴木優衣さんは「まさかの歌のプレゼントに驚き、感動しました。歌詞に込められた先生の思いをお聞きし、いま生きていることの大切さをあらためて実感しています。大学でも空手道を続け、いい結果を残したい」と話していました。

 Being~今ここにいる~ 

    作詞:関栄二  作曲:3年団一同

 

ブラインド越し 眺めた夕日

ぼくは時計と 話してた

語らう人は とばりの中で

夢の続きを 信じてた

Being 今 すべての

扉が 開くとき

あのなつかしい 空を見上げて

そのままのぼくを 伝えたい

それが Being

そう Being

生きている かがやき

Being そう Being

今ぼくはここにいる

今ぼくはここにいる

 

木漏れ日誘う まんまるベンチ

素顔のきみと 話してる

語らう声は 緑の中で

小鳥のように はずんでる

Being 今 すべての

心が 開くとき

そのあたたかい 風に抱かれて

いつまでもきみを 感じたい

それが Being

そう Being

生きている ぬくもり

Being そう Being

今きみがここにいる

今きみがここにいる

 

誰も知らない まっすぐな道

ほんとの友と 話すだろう

語らう夢は かばんの中で

大きな空に なるだろう

Being 今 すべての

未来が開くとき

このすばらしい 愛をかかえて

歩き出す友を 見送ろう

それが Being

そう Being

生きている よろこび

Being そう Being

今友とここにいる

今友とここにいる

 

 

それが Being

そう Being

生きていく 未来に

Being そう Being

今みんな別れゆく

今みんな別れゆく

 

ラララ ラー

ラララ ラー

ラーラ ララーララ

ラー ラーララ

ラララ さようなら

ラララ さようなら