「情報収集、徹底的に」/2年生進路講演会

 2年生を対象にした進路講演会を21日、リクルートの髙井渚さんを講師に招き、校内テレビ放送で行いました。

 高井さんは①これからの社会で求められる力②進路選択にあたって必要な情報収集―の2点を柱に講演。以下はその概要です。

 【なぜ進学?】進学する意味をひとまとめに言えば、未来の社会で必要な「力」を身につけること。専門知識だけでなく、「伝える力」「聞く力」「働きかける力」「協力する力」「柔軟に対応する力「考え抜く力」「新しいものを生み出す力」。この7つの力が大切になります。企業が新卒採用で重視する項目でも、上位は「コミュニケーション能力」「主体性」「チャレンジ精神」の順になっています。

 【納得して選ぶ】進路先で実際に求められるのは、高校生の今よりもっともっと自分から進んで学ぶこと。そのため必要なのは「自分が納得して選んだ学び」。納得して選んだからこそ、楽しく、好きになれるんです。高校卒業後の進学先で年間約6万人の中退者が出ていますが、なんとなく学校や学部を決めて進学しまい、その学問に興味が持てない、やる気が出ないといったケースが少なくありません。

 【徹底的に情報収集を】知っていく事実が増えると、人の選択は変化していくもの。そのために「情報収集」が重要になります。徹底的に情報を集めて「ここがイイ」という進学先を見つけてほしい。そうすることで「行きたい理由」も自然と明確になってきます。

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 講演では、気になる学校・学部の検索や資料請求をタブレット端末で行うプログラムもあり、生徒たちは真剣な表情で取り組んでいました。

 進路選択の大事な時期を控える2年生にとって、具体的、実践的なアドバイスを受ける貴重な機会になりました。高井様、ご講演ありがとうございました。