「外来種問題を考える」をテーマにした講演会を22日、体育館で開き、1年生が外来生物の生息状況や生態系に与える悪影響について学びました。
講師は「NPO法人みんなでつくる自然史博物館香川」の松本慶一さんです。
「そもそも外来種って何?」。講演はこんな問いかけで始まり、クイズを楽しみながら知識を深めていく内容。松本さんは、深刻化している特定外来生物の現状や関係する法令などについて、身近な事例を挙げながら説明しました。
「香川の自生植物のうち約36%が外来種」「外来種による経済的損失は世界で年間62兆円に上る」ことなどが紹介されると、生徒から驚きの声も。松本さんは「外来種にどう対応していくかは私たちの生活にかかわる大事な問題。みなさんも関心を持って情報を集め、生物多様性を守るための行動を起こしてほしい」と呼びかけました。