男性の話によると、その後、搬送先が見つからなかったため救急車内で手当てを受けて回復し、無事帰宅できたとのこと。心疾患の持病があり、「あの時は、目の前が急に真っ暗になり、駐車場の車止めにしゃがみこんでいました。『おじいちゃん、大丈夫ですか』と声を掛けてくれ、コンビニで水を買って飲ませてくれました。救急車が到着するまで、ずっと寄り添ってくれて、心強かった。学校名は教えてもらいましたが、生徒さんの名前まで確認する余裕がなくて…。感謝の気持ちを伝えてください」。
週明けのホームルームで、心当たりを尋ねたところ、善行の主は2年生の北田恭一郎さん、泊煌陽さんと判明。2人はバドミントン部に所属し、当日は練習後にコンビニに立ち寄り、男性の異変に気づいたそうです。
2人は「当たり前のことをしただけなので、お礼の電話までいただき、面はゆいです。おじいちゃんが無事で良かった」と話し、「持病があると聞いたので、体を大切にしてほしい」と気遣っていました。