今年度の総合的探究の柱の一つは、香川県中小企業家同友会と連携して実施する「企業探究」。地元21社から出された企業課題や地域課題の解決につながるミッションについて、生徒がその答えとなるプランを考案しようという壮大かつ夢の膨らむプロジェクトです。
今なぜ、このミッションなのか―。各社担当者が21日来校し、それぞれの企業理念や業容の紹介と併せて、ミッションの背景説明を行い、生徒たちは真剣な表情でメモを取っていました。
ミッションは、いずれも簡単には答えが出せない難題ぞろいです。
たとえば、
建設業A社「当たり前じゃない、が当たり前になっていく職場環境を提案せよ!」
中古車販売B社「100年に一度といわれる自動車業界の大変革期。地方の少子高齢化を自動車業界から解決せよ!」
税理士事務所C「若者が集う魅力ある地域を創出するために、若者にとって魅力ある企業とは何かを考えよう」
プラスチック製造D社「世界を驚かせ! インターネットを活用した新サービスを高校生ならではの視点で提案せよ!」
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生徒たちは今後、ミッションごとに編成したグループで検討を重ね、12月には発表会でその成果を明らかにする予定です。一筋縄ではいかない難題にどんな答えを導き出すのか。「ミッションコンプリート」へ、真剣勝負の秋が始まります。