関東大震災が発生して、きょう1日で100年。全国各地で防災訓練やイベントが行われましたが、本校では始業式に先立って火災避難訓練を実施しました。
6階調理室から出火、との想定で開始。火災警報ベルや放送による緊急報知、119番通報、初期消火などの手順を確認する一方、避難誘導担当の先生が避難経路の安全を見定め、非常口を開放するなどして生徒を誘導しました。生徒たちは「前を押さない」「廊下や階段を走らない」「避難を始めたら戻らない」に留意しながら避難行動を取り、グラウンドに集合して点呼を受けました。
訓練開始から点呼報告までの所要時間は9分22秒。昨年の訓練時より8秒遅延しましたが、「10分間で避難完了」の目標はクリア。最後に、生徒の代表が消火器を手に、炎に見立てた的に水をかける模擬訓練も行いました。
消防庁の統計によると、昨年の学校火災件数は159件で26人が負傷しています。学校での火災は決して「対岸の火事」ではありません。万一の場合はきょうの訓練での反省点も踏まえて、自分の身を守る「自助」と、仲間を助ける「共助」を実践してください。
11月には地震を想定した避難訓練を実施する予定です。