夏休みが明けた1日、２学期始業式を体育館アリーナで行いました。

　香川校長は講話で、生成ＡＩの話題を切り口に、さまざまな分野の根底にある数学的考え方の重要性を説き「数学を毛嫌いせず、ＡＩを使ってみることを手始めに関心を持って」と提案。また、夏休み中の読書体験に触れ、「幾冊かは学校図書館から借りたもの。（読書の秋に向けて）みなさんも図書館を活用し、知識と思索を深めてください」と呼びかけました。

　喜多生徒指導部長は、夏の甲子園を制した慶應高校野球部のスローガン「エンジョイ・ベースボール」を取り上げ、「楽しい」と「楽しむ」の違いに言及。「楽しい」が人から与えられたもので有限なのに対し、「楽しむ」は自分の考え方や気持ち次第で無限に広がるものと説明しました。そのうえで、集団生活の場である学校では①自分一人でなく、みんなで楽しむ環境づくり②ルールを守って楽しむ③苦しみやつらささえも楽しむことに変えていく姿勢―が大切と述べ、「これらの3点を十分理解し、学校生活をエンジョイしてほしい。先生方も皆、応援しています」と話しました。

　2学期は文化祭や修学旅行、遠足など数多くの行事があります。3年生にとっては進路を決め、ゴールを目指す重要な学期です。気象庁の予報では、まだまだ暑さが続くとのこと。体調管理に十分気をつけて、それぞれの目標に向かって頑張りましょう。