県内の高校生が瀬戸内の島々や瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)について学び、地域の魅力や将来を考える「せとうち高校生探究&情報発信プロジェクト」(県教委主催)の活動成果発表会が24日、県庁ホールで開かれました。本校ボランティア同好会の玉城生舞稀さんと高木一平さんは高松市庵治町の大島について、フィールドワークの体験などを基に発表しました。
今年のプロジェクトには15校43人の高校生が参加。女木島、男木島、大島、豊島、本島の中から希望する島を選び、4~5人ずつのグループを編成。現地を訪れ、住民らから島の特徴や普段の生活について聞き取りを行うなどして、発表内容をまとめました。
大島をテーマに選んだ玉城さん、高木さんらのグループは、国立療養所大島青松園の入所者から学んだハンセン病の歴史や豊かな自然、食、アートなどの見どころを紹介。「大島はハンセン病のイメージが強いけど、行ってみて初めて分かる良さや魅力がいっぱいあります。ぜひ足を運んでみて」と呼びかけました。
玉城さんは「他校の生徒と一緒に取り組むことで、興味や視点の違いを知ることができ、勉強になりました。大島についてはほとんど知識がありませんでしたが、探究活動を通して高校生でもお手伝いできることがあると気づかされました」と話していました。