県内最大の美術公募展「第87回香川県美術展覧会(県展)」の「立体」部門で、本校美術担当の山端篤史先生の作品が、知事賞に次ぐ「第二席」に当たる県教育委員会賞に選ばれました。受賞作は7月10日(月)まで高松市玉藻町の県立ミュージアムで展示されています。
山端先生の作品「もやもや―flow away―」は、陶製の人形と木製の標識を組み合わせ、頭の中の「もやもや」を表現したインスタレーション(空間的芸術)。「多感な時期の生徒はもやもやや不安を抱え込みがちですが、そんなものは一日たてば忘れてしまうもの、通り過ぎる(flow away)ものだよ。深刻に考えないで」というメッセージを込めたとのことです。
「立体」部門は、昨年までの「彫刻(立体表現)」から名称を変更。インスタレーションや映像などにも新たに門戸が開かれました。山際先生は「私が追求してきた自由な作品が評価の対象となり、ありがたい。これまで生徒には堅い授業をしてきましたが、これを契機にもう少し自由な表現にも取り組ませたいと思っています。まずは9月の文化祭に向けて、生徒たちと一緒に良い作品を作っていきたい」と話しています。