「自分を大切に、自信を持って」/米国教員が講演

 アメリカで特別支援教育や児童保護活動に携わっているガルシア啓子さんが15日、本校で講演し、自分の得意なことを見つけ、自信をもって生きることの大切さを生徒たちに説きました。

 岡山県出身のガルシアさんは横浜国立大教育学部を卒業後、2005年に渡米。グアムとアリゾナ州の小、中、高校で特別支援教育を担当したほか、アリゾナ州児童安全福祉局でケースマネジャーを務め、7月からは同州の小学校でソーシャルワーカーとして勤務する予定です。本校の水木先生とかねて交流があったことから、里帰り帰国を機会にお招きし、総合的探究の時間に2年生を対象にお話しいただいたものです。

 

 ガルシアさんは、「自分の興味と将来へのビジョン」と題して講演。ご自身のこれまでの歩みを振り返り、「疑問に思ったことを自ら行動することで解決し、社会に貢献できる素晴らしさを知った」という幾つかの経験を紹介しました。

 興味や情熱を将来につなげていくためのポイントとして①自分の強さや得意なことを見つける②疑問を持つ③自分の意見を持つ④日本以外にも目を向ける⑤自分を大切にする―を挙げ、「とりわけ最後の『自分を大切にする』が大事。自分の価値や心の強さは誰にも批判されるものでも、置き換えられるものでもありません。自分を大切に、自分に自信を持って生きてください」と、生徒たちにエールを送りました。