自転車の安全走行学ぶ

 全校生を対象にした交通安全教室を7日、体育館で開催し、高松北署の宇山大貴巡査部長と勝賀瀬由夏巡査長から自転車事故の怖さやヘルメット着用の重要性、守るべきルールについてお話を伺いました。

 自転車走行時のヘルメット着用が今年4月から努力義務化されたことに関して、宇山巡査長は「自転車事故では7割の人が頭を打ったのが原因で亡くなっています。ヘルメットをかぶっていない場合の死亡率は、かぶっている時と比べて2・3倍」と述べ、着用の重要性を訴えました。ヘルメットに見立てた箱に生卵を入れ、ベルトの締め方を変えて生徒が投げる実験も行われ、「ヘルメットをかぶっていても、あごひもをしっかり締めていないと頭は守られません」(勝賀瀬巡査長)と、きちんとした着用を呼びかけました。

 講話ではこのほか、中・高校生に多い自転車走行時のルール違反や加害者に課せられた高額賠償の事例を紹介。事故のショッキングな映像も流され、激しい衝突に悲鳴が上がる場面も。生徒たちは「自転車に乗っているときは、加害者にも被害者にもなりうる」ことをあらためて学び、安全走行の意識を高めていました。