きょう4月25日は本校の創立記念日です。1899(明治32)年に県内初の女子私立学校、高松和洋技芸女学校として産声を上げてから124年の年輪を刻み、卒業生はこの3月で2万9000人余を数えました。
創立記念日には例年、本校の歩みを振り返り、先人の労苦に思いをはせる時間を持つことにしていますが、コロナが落ち着いた今年は全校生が4年ぶりに体育館に集まり、本校の沿革をつづったビデオを鑑賞しました。
はじめに、香川校長が高松空襲で全焼した校舎の再建のため女子生徒が瓦礫を懸命に片付けたエピソードなどを紹介。「さまざまな変遷を経て今の高松中央高校がありますが、良い学校をつくりたいという先人の願いが常にそこにあったことを思い起こしたい。校訓の誠実、勉励、礼節を胸に刻み、みんなで新たな高松中央高校の歴史をつくっていきましょう」と呼びかけました。
このあと、創立120周年記念ビデオの再編集版を視聴。旧木造校舎のたたずまいや、かつての部活動の様子などがモノクロとセピアの写真で次々にスクリーンに映し出され、生徒たちは興味深げに見入っていました。
来年は、創立125周年をはじめ、現在の校名に変更し、普通科を男女共学にしてから50年、特別進学コース創設20年の節目を迎えます。先輩方が築いてきた伝統のうえに、今この時、校史の1ページを私たちが書き加えている。そんな思いを新たにした一日でした。