電子黒板、全教室に配備/ICT学習さらに推進

 本校ではICT教育設備を順次整備してきましたが、このほど全教室に電子黒板を導入。タブレット端末と連動して学習できる環境が整いました。

 ICT機器を活用することで、本校の教育目標の柱の一つ「自ら考え、課題を解決していく力を持った人材の育成」に一層の効果を上げたいと考えています。

 具体的には、①教材の視認性の改善により、生徒の理解度の向上を図る②個別最適化された指導の実現③アクティブラーニングやグループワークなどの探究的学習の実践-などです。

 とりわけ、新年度から一人一台のタブレット端末(iPad)を持つことになる1、2年生は、iPadと電子黒板を連動して各教科の学習やアクティブラーニング、グループワークに取り組むことで、問題の発見力や解決力の向上を図ることができます。自分の回答やグループで出した結論をクラス全体と共有し、自他の思考の違いに気づくことは極めて重要な学びですが、その学びを視覚的、機動的に分かりやすく実現できるのが、タブレットと電子黒板の連動利用だと考えています。また、電子黒板でプレゼンテーションすることで、自身の学びを整理し、人に伝える能力の向上も期待できます。

 こうしたICT機器の利用をスムーズに行えるよう、無線基地局を校庭に建設したほか、各教室、体育館などに高機能のWi-Fiアクセスポイントも設置しました。

 本校では、学習支援アプリのロイロノートを授業で活用していますが、現在は5人の教員がロイロ認定ティーチャーの資格を取得しています。新年度からICT学習のさらなる推進を図るため、教員の研修も計画的に実施しているところです。

        電子黒板とTVモニター、タブレット端末を使った学習成果の発表

         新年度からの出番を待つ電子黒板