本校と穴吹学園が連携して取り組んでいるキャリア教育・地域人材養成事業「自分探究～自分の生き方を選ぶ力」のワークショップが22日、2年生を対象に体育館アリーナで行われました。本年度3回目で、締めくくりのプログラムです。

　最終回のテーマは「自分の価値観を選ぶ」。講師の城石果純さんは、事前に生徒たちに宿題として出していた「適職診断」「ライフプランニングシート」の記入内容の見方について説明したあと、「何を大切にして、どう生きていくかという行動指針を作ってみましょう」と呼びかけました。

　例示された行動指針は、「私は○○を大切にする」「私は自分の□□を生かす」「私は迷った時に△△を判断基準とする」「（教員になると書いた人は）私は▽▽な教員になる」など。生徒たちは一人で考え込んだり、級友と話し合ったりしながら真剣な表情でワークシートに向かっていました。

　城石さんは、「きょう書き出したことは、将来（選択に）迷った時の助けにきっとなります」と話し、「本気でダメになりそうだったら、環境や思い込みを手放すことを選びましょう。たとえば、就職活動がうまくいかないと自ら命を絶つ人がいるけれど、そもそも就職活動をしない人もいます。選択は何度でもやり直せます。ポジティブに考えてほしい」とも。城石さんは最後に、「みなさんにどうしても伝えたいメッセージは『人生は、選べる！』です」と力を込めました。

　計3回のプログラムは、進路決定の大事な時期を控える2年生にとって、とても有意義な内容になったと思います。

　城石様、ご講義ありがとうございました。