石州流茶道教授の刕白庵宗美(しゅうはくあん・そうび)先生を招き、茶道をテーマにした講演会を14日、1年生を対象に体育館アリーナで開きました。
宗美先生は、新年のお雑煮茶会、2月のチョコレート茶会、3月のひな祭り茶会、ドレスコードを決めたコスプレ茶会、各自で茶碗を持ち寄るコロナ対応茶会など季節やシーンに合わせたさまざまなスタイルの茶会を画像で紹介。茶会では、その日のテーマや季節に合わせた掛け軸や花、香合など設(しつらえ)が大切なことをクイズをはさみながら説明しました。
また、茶道の精神を表す「和敬清寂」が県庁東館1階の設計・デザインに生かされていることなどを例に挙げ、日本の伝統文化を象徴する茶の心が身の回りに息づいていることを紹介しました。
ステージでは生徒代表3人が薄茶の盆点前を体験。茶筅の使い方や飲み方などを宗美先生から教わり、一服を楽しみました。
生徒たちは「お茶にはなじみがなかったけど、チョコレート茶会なら参加してみたい」「これからの季節、自分なら生け花はスイセンにする」など、思い思いの感想をiPadに記していました。茶道や茶会を身近に感じる良い機会になったようです。
宗美先生、ご講演ありがとうございました。