ロシアによる侵攻で深刻な被害を受けているウクライナの人々を支援しようと、校内募金活動に取り組んできたボランティア同好会の生徒たちが27日、集まった38,892円を香川県ユニセフ協会に寄付しました。
募金活動は4月19日にスタート。今月中旬まで毎週2回、登校時に合わせて玄関前で募金を呼び掛けたほか、職員室にも募金箱を置いて教職員の協力を募りました。
この日はボランティア同好会会長の鎌田陽香さん(3年)ら生徒6人と顧問が高松市寿町の香川県ユニセフ協会を訪れ、事務局長の岡田有里加さんに募金箱を手渡しました。
このあと、岡田さんからユニセフの理念や活動内容について教えていただきました。ウクライナへの支援活動では現在、周辺各国に避難する途中に親と離れ離れになった子どもたちへ食事や医療、住居の提供に力を入れており、今回の寄金もそうした支援活動に生かされるそうです。
「募金以外に私たち高校生にできることはありますか」との問いかけに、「まずは、知ること。ウクライナをはじめ、世界で起きていることに関心を持って調べ、情報の真偽を見極める力を培ってほしい。そして、分かったことを周りの人に伝えて下さい」と岡田さん。
最後に、鎌田さんが生徒を代表して「少額ですが、少しでも子どもたちが幸せになってほしい」と述べると、岡田さんから「決して少しじゃありません。みなさんの活動が周囲に広がることで、大きな力になります。ありがとうございます」とお礼の言葉をいただきました。