本校卒業生で、新体操日本代表の喜田純鈴選手が28日、母校を訪れ、「結果にこだわらず、努力することを一番大切にしてほしい」と在校生にメッセージを送ってくれました。
喜田選手は昨夏の東京五輪新体操個人総合で惜しくも決勝進出を逃しましたが、素晴らしい演技で世界を魅了。10月の世界選手権では初の8位入賞、種目別ボールで過去最高の5位入賞を飾りました。
香川校長と懇談した喜田選手は、これまでの競技生活を振り返りながら「結果として東京五輪に出場できましたが、挫折が多くて、苦しい時期がたくさんありました。五輪はすばらしい舞台でしたが、今は、そこに近づくまでの過程が最も大切だったと思えます」と話し、「在校生のみなさんもこれからいろんなことに挑戦していくと思いますが、結果にこだわらず、努力することを一番大切にしてほしい。みなさんの挑戦を応援しています」と、後輩の背中を押してくれました。
新体操は4年に1度のルール変更で今年から芸術性や表現力がより重視されますが、新ルールに対応して演技をどう変えていくかは「まだ、これから」とのこと。現在は、4月に予定されている国際大会に向け、東京の味の素ナショナルトレーニングセンターを練習拠点に、劉宇コーチの指導を受けているそうです。
名実ともに新体操の日本の顔に成長した喜田選手。さらなる飛躍を楽しみにしています。
在校生へのメッセージ、ありがとうございました。