3年生、相次ぐ快挙/コロナ禍を乗り越え

難関私学に合格、英検準1級を取得―。この旬日、3年生の快挙の報が相次いで届きました。昨年春以降、新型コロナで高校生活にさまざまな制約を受ける中、目標を見失わずに努力を重ねてきた生徒たちに拍手を送りたいと思います。

□文武両道で慶応大合格     岩本 遼君(普通科進学コース

 総合型選抜入試で慶応大学総合政策学部に合格。成績優秀で、評定はオール5。部活動でも空手道部の副主将として今夏インターハイの団体組手準優勝に貢献し、全国選抜大会では個人の頂点に立ちました。文武両道、まさに二刀流での難関突破です。

 新型コロナの影響で幾つかの全国大会が中止になり、「先輩たちと一緒に出場できなかったのが一番ショックでした。でも、先輩から後を託され、先生や友達に励まされながら頑張ってきて本当によかった」と岩本君。「大学でも学業と空手道を両立させ、将来は世界で解消されていない課題を自らの手で見つけ、解決につなげられるような仕事をしたい」と夢を膨らませています。

□英検準1級を取得        辻 陽向さん(普通科特別進学コース)

日本英語検定協会の英検準1級に合格。合格率15%前後といわれる高い壁を乗り越えました。
 中学生のころから英語好き。本校特進コースでは海外の講師陣と結ぶオンライン英会話やALTのバーブリッジ先生らに鍛えられ、リスニングやスピーキングの力がぐんぐん向上。ふだんもネットの英語版ニュースに目を通し、洋楽、洋画で耳をなじませてきました。
 志望校は有名私大の国際系学部。「好きな英語を生かせる仕事に就きたい。IMFや外務省のスタッフになれたらいいな」。名前通りの『ひなた』のような笑顔で、未来の自分を思い描いています。