コロナ禍で実施を見送っていた家庭科の調理実習を5日再開しました。1年生にとっては入学後初めての調理実習です。感染症対策のため、旧来とは異なる新スタイルの授業になりましたが、調理室には、作る喜びを体感する生徒たちの笑顔が戻りました。

生徒が密にならないよう、1クラスを2回に分けて実施。グループごとの共同調理をやめて一人で自分のメニューをつくる「ひとりクッキング」方式で行い、包丁やまな板などの調理器具もすべて生徒ごとに用意しました。

課題メニューは鮭のホイル焼き。「一人でも簡単にできる献立にしました」と元木真理子教諭。生徒たちは会話を控えながら調理を進め、試食も少し距離を取って「黙食」で味わいました。

級友とおしゃべりしながら調理と試食を楽しむ―調理実習では当たり前のそんな風景も様変わりですが、それでも生徒からは「本当は共同作業で調理したいけど、今は仕方がない。でも、一人で作るのも面白かった」「思ったより簡単で、おいしくできた」との声が上がっていました。

この「ひとりクッキング」、ウイズコロナ時代の新しい調理実習方式として当面続けるとのことです。

 

〈写真説明〉

①先生の説明を受けて、いざ調理

②タマネギのいちょう切りに苦戦

③鮭に塩、コショウ。「辛くなりすぎないように」

④「上手に具材を散らして、と」。アルミホイルに包む

⑤うまく焼き上がったかな?

⑥距離を置いて黙食

⑦「おいしい」。思わず笑みが漏れる