県内高校の書道部員らが大きな紙で書の美を競う「うどん県書道パフォーマンス大会」が29日、19校から約160人が参加してサンポート高松シンボルタワーのデックスガレリアで開かれ、本校書道部は第10回記念大会奨励賞を受賞しました。

新型コロナ感染症拡大の影響で、大会は無観客で行われ、オンラインでライブ配信されました。

昨年に続いて2度目の出場となった本校書道部は1、2年生16人がはかま姿でパフォーマンスを披露。今年度、男子部員が6人に増えたメンバーは力強さと優美さをうまく融合した所作で、澤野弘之「UNICORN」などの曲に合わせて縦4㍍、横6㍍の紙に筆を走らせました。

書き上げた言葉は

「夢へと続く道

不安と焦りで足が止まる

けれど

夢の舞台に立つまで

終われないと心が叫ぶ

さぁ 恐れず進みゆけ

百折不撓」

「百折不撓(ひゃくせつふとう)」は、何度失敗しても志を曲げない、の意。中国古典に由来するこの四字熟語をベースに、短詩形の表現を自分たちで考えました。「困難に打ち克つ」の花言葉を持つ山茶花(サザンカ)も描き、夢を叶えるまで絶対にあきらめない、という強い意志を表したとのことです。さまざまな試練や挫折を乗り越え、大舞台に立ったオリンピック・パラリンピック選手の姿に刺激を受けたのかもしれません。