第103回全国高校野球選手権香川大会は21日、準々決勝4試合が行われ、レクザムボールパーク丸亀で三本松と対戦した高松中央は3―4で敗れ、惜しくもベスト4進出を逃しました。
初回無死一、二塁から今大会好調の尾崎の中前適時打と相手失策で2点を先取し、2回には二死満塁から死球で1点を追加。序盤をリードしましたが、相手打線に小刻みに得点され、4回には勝ち越しを許す展開に。
5回から登板した主戦・末角が4イニングを2安打無失点に抑える好投で味方の追撃を待ったものの、打線は三本松の主戦投手を打ちあぐみ、涙をのみました。
□□ いい夏、ありがとう □□
熱暑のスタンドで、最後まで逆転を信じ、声援を送った生徒、保護者、教職員。汗だくになりながらポンポンを振り続けたチアリーディング部。応援席も一丸になってナインの背中を押しましたが、あと一歩届かず、無情のゲームセット。
ベンチ前に整列し、一礼するナインの中には、泣き崩れ、グラウンドに膝を落とす選手の姿も。応援席からは「よくやった」「胸を張っていいぞ」と、ねぎらいの言葉が次々に掛けられました。
下馬評を覆し、シード校を破った初戦。守備にやや不安ありといわれながら無失策だった三回戦、準々決勝。選手たちは、一戦ごとにたくましさを増し、本当によく頑張ってくれました。
創部以来初のベスト4、その先の頂点へという悲願は今回断たれましたが、夢は新チームに託したいと思います。
健闘した選手たちに贈る言葉は「いい夏を、ありがとう」―。そして、多くの皆様の心からの御声援、ありがとうございました。