総合的探究の一環として、企業のSDGs(国連が定める持続可能な開発目標)活動を学習している2年生が3日、リモートで本年度第1回の企業訪問を行いました。

昨年度はクラスごとに事業所を訪れ、見学やヒアリングを通じて具体的な取り組みを学びましたが、本年度は新型コロナウイルスの現況を踏まえ、遠隔会議システムZOOMを使って実施することにしました。

キックオフのこの日は、特別進学コースの2年A組が産業機器メーカーのサンテック(綾川町)と交信。「モノづくりを通して、国際社会をより豊かにする」という企業理念や   事業内容の説明に続き、同社で働く7カ国の技能実習生らが排ガスや水質汚染、貧困と子どもの労働など、それぞれの母国が直面しているSDGsにかかわる課題を紹介しました。

青木大海社長からは「SDGsでは、自分が学んだことを一つでも行動に移し、周囲に広めていくことが大切。アクションを起こしてほしい」と、生徒たちの背中を押すメッセージが送られました。

最後に生徒代表が「たくさんの国の方々から話を聞けて、勉強になりました。一人一人の行動が必ずだれかの役に立つことが分かりました」と、お礼を述べました。

2年生は今後、クラスごとにオンライン形式でさまざまな業態の企業を訪問し、学びを深めていく予定です。