「総合的な探究」の時間を活用し、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」の実践例を県内企業から学んでいる2年生が9月23日、住宅設備大手LIXILのショールーム高松(高松市今里町)を訪問。同社のSDGs活動について瀬戸欣哉社長とオンラインで質疑を交わすなど、実り多い研修になりました。
本年度第3回の企業訪問となったこの日は、生徒11人と教師ら計20人が参加。同ショールームのスタッフから、開発途上国向けに開発した簡易式トイレなどLIXILが取り組むSDGs活動について説明を受けた後、東京本社からテレビ会議システムで参加した瀬戸社長と質疑を行いました。
生徒たちは「SDGsに取り組むきっかけは」「世界に向けた製品を作る際に大切にしていることは」など、活発に質問。瀬戸社長は「社会に貢献することで、従業員には良い会社で働いているという実感を持ってもらえるし、消費者の信頼も得られます」「それぞれの国や地域の文化を理解し、他者に敬意を持って製品を作ること。世界の人とつながる大切なコミュニケーションツールを作るという思いを大切にしています」などと話し、「なぜSDGsが必要なのか、若い皆さんがしっかり考えてほしい。大人になってからきっと皆さんの財産になります」と生徒たちにエールを送ってくれました。この後、生徒たちはショールームを見学し、SDGsの各項目に沿った製品について説明を受けました。
大変お忙しい中、お時間を割いていただいた瀬戸社長をはじめLIXILのスタッフの皆様、ありがとうございました。
研修の模様は翌24日付の四国新聞と読売新聞に掲載されました。